華道(生け花)の資格/免状の履歴書での書き方や種類【草月流や池坊】

生け花資格

就職活動や転職活動を進めているとき、1つでも多く、取得している資格を書きたくなりませんか?

そのようなとき、華道(生け花)の資格やお免状を取得していると「華道の資格も履歴書に書きたいな」と思うかもしれません。

しかし履歴書を書き進めると悩むことが出てきます。

華道の資格は、資格の欄に書くの?

履歴書の資格に華道の資格を書いてアピールできるかな?

華道の資格とわかってくれるかな?

資格は正式名称で書くことは知ってるけど、華道の資格「お免状」の正式名称ってどうかくの?

履歴書の資格の欄には、その資格の「正式名称」を書く。

これは鉄則ですよね。

華道の資格のお免状は、華道流派によって華道の資格「お免状」の名称が異なります。

ですので履歴書に正式名称を書くとなると考えてしまいますよね。

でも、安心してください。

この記事では、華道の資格の種類と筆者が実際にハローワークに聞いてみた、履歴書に書ける華道の資格、お免状の正式名称の書き方についてお教えします。

最後まで読むことで、履歴書に華道の資格お免状について明確に書け、就職を希望している企業へアピールすることが出来るでしょう。

華道で花草木を通して礼儀作法やしきたりを学んでいるあなたなら、さらに魅力的に映ること間違いありません。

この記事を読み進めると以下の3つについてわかります。

  • 華道(生け花)の資格のお免状について
  • 華道(生け花)と名のつく資格
  • 華道(生け花)の資格を履歴書に書くコツ、ポイント

華道の資格、お免状の正式名称が分かり、履歴書に書いてあなたの魅力を引き出してくださいね。

なお、初心者が華道の資格を取るなら、いきなり教室に通う前に通信講座で基礎を学ぶのがおすすめ。

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華道(生け花)の資格・お免状の種類

華道(生け花)の資格の種類

現在、花に関する資格や職業には、フラワーアレンジメントに関するものが広く知られています。

しかしながら、日本の伝統文化の「華道(生け花)」には、フラワーアレンジメントとは違う良さ、日本ならではの作法、礼儀、重んじる心があると思いませんか。

世界の多くの方々が、言葉を超えて「華道(生け花)」を理解し、愛されていることがその証しではないでしょうか。

そのような「華道(生け花)」にも資格があり種類があります。

一つひとつ見ていきましょう。

華道各流派の「お免状」

華道(生け花)の資格は「お免状」と呼ばれています。

お免状の意味は「これからこれを学んで良いですよと許可される状」の意味合い。

またお免状は、流派に入門し長い段階を経て取得するもので、民間の資格の取得とは多少趣向が異なります。

よく言われる資格の取得がゴールではなく、お免状は取得してからがスタートだからです。

一見厳しく見えますが、やはり長い伝統文化ならではの奥深い華道の資格ではないでしょうか。

取得する階級や職位により指導者になり人に教えることも可能になりますが、各流派によって指導できるお免状の名称は異なります。

民間の華道の資格

華道と名のつく資格は意外にも代表的なものは2つしかなく、貴重な資格です。

  • 華道家アドバイザー
  • 花の生け方アドバイザー

華道(生け花)に関して基礎知識があることは共通してますが、それぞれの資格には異なる特徴があります。

華道家アドバイザー

華道家アドバイザーは、日本生活環境支援協会(JLESA)主催の資格です。

特徴は華道の流派について学ぶこと。

華道の起源と発祥、華道の歴史、華道に必要な道具とその使い方、各華道流派の花の生け方などの基礎知識を持つことを証明する資格です。

花の生け方アドバイザー

花の生け方アドバイザーは、日本インストラクター技術協会主催の資格です。

特徴は華道に関する幅広い知識を学ぶこと。

華道の基礎知識、華道に必要な道具の使い方、花の生け方、生け花の構成やスキル、季節ごとや季節を問わずに使う花や草木の種類、華道に関する幅広い知識を持つことを証明する資格です。

華道家アドバイザー、花の生け方アドバイザーともに、資格の取得後は自宅やカルチャースクールで講師として活動ができます。

なお、これらの2つの資格は下記の認定講座を受講することで習得できます。

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流派で異なる「お免状」の種類

ここでは、400以上に細分化されている華道の各流派、代表的な3大流派のお免状の種類について見ていきましょう。

各流派により、指導者となり人に教えることができるお免状の呼び名が異なります。

池坊

多くの流派の「生け花の根源」となる池坊。

池坊には3つの華道の形(様式)があります。

  • 立花:花材をある一定のきまりを守って複雑な形をつくりいける
  • 生花(正風体・新風体):花材をシンプルな形でいける
  • 自由花:花材を自由にいける

それぞれの形は花を生かす目的、飾る環境、いけようと思った花の姿はどの形が最もふさわしいかを考えること。

資格のお免状は、入門から始まり最高職位の准華匡まで18種類あり、人に教えることが可能になる脇教授三級(准華匡)まで段級は5つ。

お免状「脇教授三級」を取得すると「生花(正風体・新風体)」と「自由花」を人に教えられます。

最も職位が高い、総華督のお免状を取得するまでには年齢が40歳以上である条件のお免状もあり、長い期間をへて取得します。

池坊の資格のお免状の種類

  • 入門(入門)
  • 初伝(初等科)
  • 中伝(中等科)
  • 皆伝(高等科)
  • 華掌(師範科)
  • 准華匡(脇教授三級)
  • 准華監(脇教授二級)
  • 准華綱(脇教授一級)
  • 華匡(准教授三級)
  • 華監(准教授二級)
  • 華網(准教授一級)
  • 総華匡(正教授三級)
  • 総華監(正教授二級)
  • 総華網(正教授一級)
  • 准華督
  • 華督
  • 副総華督
  • 総華督

資格を取得するごとに、花の姿、形を生かして飾るという、いたわりの心がある池坊華道の形・様式がわかります。

小原流

花材を盛るように面的な広がりを強調した「盛花(もりばな)」は小原流。

水盤に剣山はもっとも身近な華道(生け花)のイメージではないでしょうか。

小原流はすべてのカリキュラムを終えてから、「准教授」のお免除を取得することで人に指導することが可能になります。

「准教授」へのカリキュラムの流れ

カリキュラム内容
入門小原流いけばな全体の基礎(8単位)
初等科「盛花(もりばな)」表現の花型(16単位)
本科「盛花冠水型」、盛花の3花型、「様式本位」(16単位)
師範科一期「瓶花傾斜型・瓶花直立型」「留め木」の技術(16単位)
師範科二期「写真(しゃけい)盛花様式本位」小原流独自の表現(16単位)

師範科二期のカリキュラムを終えると申請できる資格お免状の「准教授」。

「准教授」を取得すると人に指導することができます。

また、准教授の資格の取得後は一級家元教授まで、7つの資格を順に追って取得することができます。

草月流

自由な「個性」に趣を置く、草月流。

いつでも、どこでも、だれにでも、そしてさまざまな素材を使ってダイナミックに表現できる流派です。

草月流は「師範4級」を取得することで、指導者になり人に教えることができます。

師範4級のお免状の取得には、5つのカリキュラムを終えることが必須。

それぞれのカリキュラム後には取得できるお免状の級があり、師範4級までの道のりを昇ります。

師範4級までのカリキュラムの流れ(30単位:約10ヵ月)は下記の通りです。

カリキュラム免状
カリキュラム1:花型普通4級
カリキュラム2:花型普通3級
カリキュラム3:構成、線・色・塊普通2級
カリキュラム4:素材と空間普通1級
カリキュラム5:技術と創造師範4級・雅号・席札

4級師範の資格のお免状を取得した後は、さらに上の資格を目指しレッスンが始まります。

  • 3級師範
  • 2級師範参与
  • 2級師範常任参与
  • 1級師範総務
  • 1級師範常任総務
  • 1級師範顧問
  • 1級師範理事

1級師範顧問、1級師範理事になるためには、習っている先生からの推薦と本部で行われる年1回の昇格試験を受検します。

流派によって、資格の種類、人に教えることが可能になる、お免状の名称も異なります。

しかし、どちらの流派も、花草木の自然の命に意識を向け深く理解し、花をいけることでしきたりや礼儀作法を学ぶことは共通しています。

華道(生け花)のお免状を取得してできること

華道(生け花)のお免状を取得してできること

華道(生け花)の資格のお免状を取得すると、その流派内で弟子をとり指導する資格が得られます。

自宅で華道(生け花)のお教室も開催でき、講師として活動し地域のコミュニティの力になることもできるでしょう。

企業に就職を考えている方は、花を活かせる仕事のブライダル業界、冠婚葬祭に係る仕事にも就けます。

ブライダル業界での華道(生け花)の資格の活躍は、ウエルカムフラワーやゲストテーブルの装花に注目されています。

使用できる花材の数が厳選されるからこそ、構成や空間を上手くとりいれた芸術的、かつセンス良く仕上げることができるからです。

華道(生け花)のお免状の取得の方法

華道(生け花)のお免状の取得の方法

華道(生け花)のお免状を取得するためには、流派の先生に習いお稽古を進め、先生から流派にお免状の申請をしていただいてお免状を取得します。

このお免状の申請にはレッスンとは別費用が掛かり、具体的には公開されていませんが、だいたい1万円前後からと言われています。

上位のお免状を取得したいと考える場合は、お免状の申請時の費用も想定内に入れておくことが大事です。

費用を心配される方も多いですが、レッスンを決める前に説明をお願いすることですっきりした気持ちでお稽古に臨めるので、おすすめです。

お免状の取得を目指すことで、レッスンにも熱が入るのでぜひ取得を目指してください。

なお、初心者がゼロから学ぶなら、いきなりお免状を狙うよりも、通信講座で自宅で気軽に学ぶのがおすすめです。

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華道(生け花)の資格・お免状の履歴書への書き方(草月流や池坊)

華道(生け花)の資格を履歴書に書くポイントは1つです。

誰が見てもわかるように書く

履歴書に華道(生け花)の資格を書くときに、多くの方が迷うと思います。

自分が取得しているお免状の正式名称は何という名称なのか?

履歴書のどこの欄(「免許・資格欄  or 「趣味・特技欄」)に書くべきか?

そこで筆者が実際にハローワークの方に、華道の資格の書き方について聞いてみました。

華道(生け花)のお免状は、履歴書の「免許・資格欄」に書けますか?

返答は、ケースバイケースであるということ。

「なんだ…」

とガッカリしないでください。

さらに突っ込んで、ケースバイケースを前提に教えていただきました。

  • 花に関する企業・職種へ提出する履歴書は「免許・資格」欄に書ける
  • 履歴書の免許・資格欄に書く「お免状」の正式名称は、池坊の場合は「池坊 准華匡(脇教授三級)取得」と書く

その他、資格欄にお免状の名称を書くときは「取得」を最後につける。

そしてなにより大事なのは「一般の方がわかるように書く」ということです。

このように考えると、花に関連する企業・職種でなくとも、履歴書の趣味・特技欄にお免状のことも書きつつ、特技として書くこともできますよね。

池坊ですと「池坊 師範科 〇年お稽古中」と書き添えるだけで、面接官と緊張せずにコミュニケーションが取れます。

だれでもわかるように、華道の資格を書くことが1番のポイント。

なお、転職をするなら自分に合った転職サイトを使うと、待遇のいい求人を見つけやすいです。

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華道(生け花)の資格・お免状を取得すると年齢を問わずに活かせる

華道(生け花)の資格にはそれぞれ特徴があります。

華道の資格を取得することは、華道の歴史からさまざまな形・様式の生け方・作法まで学ぶので決して簡単ではありません。

しかし、取得すると履歴書にも書ける一生の資格になります。

各流派も長い段階を踏んで、流派の形・様式のいけかたを学び、人に教えられるようになるからです。

ぜひ、伝統文化である芸術的な華道の資格を取得してくださいね。

なお、華道の教室に通うのは少しハードルが高いという人は、通信講座から挑戦してみることをおすすめです。

SARAスクールの華道講座は定番なので、一度下記記事も確認してみてくださいね。

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