フラワーデザイナーの仕事に興味があるんだけど、具体的に何をするかイメージがわかない・・・。
こういった疑問に答えます。
フラワーデザイナーやフローリストなど、お花関連のお仕事には、カタカナの名前がついていて、具体的にどういう意味？と考えると答えられないことも多いですよね。
ただ、曖昧に言葉を使っていては、いつまでたっても理解も進みません。
この記事を読むことで、一度それぞれの言葉の意味を理解して、お花の仕事という目標へ一歩近づきましょう。
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目次
フラワーデザイナーとフローリストの違い
フラワーデザイナーとフローリストの違いは、簡単に言えば、フラワーデザイナーは花をデザインする専門家で、フローリストは花を販売し、アレンジメントを制作する専門家であるという違いです。
似てはいるのですが、フラワーデザイナーのほうが含まれる仕事の範囲が広いイメージです。
ここからは、それぞれさらに具体的に解説します。
フラワーデザイナーとは？
フラワーデザイナーは、花や植物を使用して、イベント、ウェディング、店舗の装飾、展示会など、さまざまなシチュエーションに合わせた花のアレンジメントをデザインすることが主な仕事です。
花材の選定、色の組み合わせ、デザインの構成などを考慮しながら、花を美しく、効果的に配置します。
また、花束やブーケの制作、ウェディングブーケやヘッドピースのデザイン、フラワーアートなども手がけます。
フローリストとは？
一方、フローリストは、花や植物の販売、およびアレンジメントの制作を行う職業です。
フローリストは、生花やプリザーブドフラワーなどの花材を使用して、花束やアレンジメントを制作します。
また、店舗やイベント会場などに花をディスプレイすることもあります。
お花の種類や特性に詳しくなり、お客様の要望に合わせたアレンジメントを提供することが求められます。
このように、フローリストは街中のお花屋さんで活躍することが多い仕事で、フラワーデザイナーはお花を使ったデザイン全般を担うような、少し難易度の高い仕事になります。
フラワーデザイナーとフローリストの具体的な仕事内容
ここまで、フラワーデザイナーとフローリストの違いを解説してきましたが、改めてフローリストとフラワーデザイナーの仕事内容を具体的にみていきましょう。
フラワーデザイナーの仕事内容
まず、フラワーデザイナーの具体的な仕事の内容は、以下のようなものがあります。
- クライアントとの打ち合わせ
- 花材の選定
- デザインの構成
- アレンジメントの制作
- インスタレーションの制作
- お花などの管理
まず、イベントやウェディング、店舗の装飾、展示会などのデザインを担う場合、クライアントと打ち合わせを行い、花のテーマやイメージ、使いたい色、予算などを確認する必要があります。
花屋の店頭で接客をするのとは違い、一般のお客さんではなく業者の方を相手に長期間にわたって調整をするスキルが求められるでしょう。
お客さんの求めるものが把握できたら、用途やデザインに合わせて、花材を選定します。
花材の特性や季節感を考慮しながら、美しい色合いや質感、香りなどを引き出すようにセレクトする必要があるでしょう。
そして、花材の配置やデザインの構成を考えながら、花束やブーケ、テーブルアレンジメント、装飾など制作します。
美しく見えるバランスやコントラスト、花の配置、デザインのテーマを考慮して、美しい花のアレンジメントを作り上げる技が必要です。
展示会やイベントの種類によっては、大規模なインスタレーションの制作にも携わります。
花材を大量に使用し、空間全体に花の美しさを演出する仕事です。
地味なところで忘れがちですが、仕入れた花材の管理、花材の準備、在庫管理、アシスタントのマネジメントなど、フラワーデザインの現場で必要な業務も担当します。
このような内容が、フラワーデザイナーが担当する具体的な仕事の内容です。
花の美しさや香り、その花が持つ意味を理解し、緻密なデザイン力と技術力が必要とされる仕事です。
フローリストの仕事内容
一方、フローリストの仕事の具体的な内容は、フラワーデザイナーとは少しだけ違います。
具体的には下記のとおりです。
- 花の販売
- 花材の管理
- フラワーギフトの制作
- 店舗運営業務
まず、店頭でお花を販売する業務が必要です。
鮮度の良い花を提供するため、常に花の入荷状況を把握し、販売するための準備全般を行います。
また、お客さんの要望に合わせて花束やアレンジメントなどをオーダーメイドでつくることもあります。
店内の花材の管理も必要です。
鮮度を保つために、温度や湿度、光量などの環境条件を毎日調整し、花材を管理します。
また、花材の在庫管理や発注なども行います。
誕生日や記念日、お祝いなどのギフト用の花束やアレンジメントをつくることもあるでしょう。
花材や色、サイズなどを調整し、贈り物としての美しさを演出します。
そして、店舗の清掃やレジ業務、お客様対応など、店舗運営に必要な業務全般もやる必要があります。
もちろん、アルバイトの方に指示出しをする形になる店舗もあるでしょう。
以上のような業務が、フローリストが担当する具体的な仕事内容です。
花に関する知識や技術を必要とし、お客様に美しい花を提供するため、丁寧な仕事が求められます。
フラワーデザイナーやフローリストになるための資格
フラワーデザイナーになるための資格としては、国家資格の「フラワー装飾技能士」やNFD資格などいろいろあります。
ただ、なにか決まった資格を取らないといけないという決まりはありません。
そのため、自分のレベルや目的にあった資格を選ぶことが重要です。
とくに初心者の場合は、国家資格などの難易度の高い資格を選ぶと挫折してしまうことも。
ゼロから学ぶには、フラワーアレンジメントデザイナー資格がおすすめです。
フラワーアレンジメントに特化して、フラワーデザインの基礎がわかっていることを証明する資格で、難易度は低め。
取得費用や準備期間も短く済む資格です。
あまり資格にこだわらずに、基礎を抑えたうえで、早めに実際に副業でも良いのでお花屋さんで働き始めたほうがトータルで見て、フラワーアレンジメントの技術が身に付くスピードが速いのです。
フラワーアレンジメントデザイナー資格が習得できる認定スクールのひとつがSARAスクール。
いまならプリザーブドフラワーの資格も一緒に学べるので、一度詳細を確認してみてくださいね。
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また、フローリストになるにしても、フラワーアレンジメントの基礎知識は必要なので、同じようにフラワーアレンジメントデザイナーの資格を習得することをおすすめします。
ただ、フローリストに特化した資格もあります。
たとえば、フラワーデコレーター協会（FDA）が認定している「フローリスト検定」では、フローリストとしてお花屋さんに従事するために必要なことが学べる検定です。
ただ、あまり有名な資格というわけではありません。
まとめ
フラワーデザイナーとフローリストに違いを解説してきました。
両者とも似てはいますが、フローリストはお花屋さんのスタッフとして働くことが多く、フラワーデザイナーはもう少し専門性が高く、デザイナーとしてイベント会社などで働くケースもあります。
もちろん、フラワーデザイナーでもお花屋さんで働く人は大勢います。
どちらにせよフラワーアレンジメントがつくれるノウハウや技術は必須なので、初心者向けのフラワーアレンジメントが学べる講座で基礎を勉強することから始めましょう。
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フラワーデザイナーとフローリストってどう違うんだろう